2013年7月16日火曜日

住居機能を持つテナント

今回、見つけた空きテナントはここ。

NBAの文字が目立つ建物


1階の開口部が広いテナント。
以前は、バスケットボールの専門店だったのでしょうか?

決して広いとは言えないのですが、トイレは付いている様です。
このテナント以外の部屋は、住居のようです。

果たして、この物件はどのように考えられるのでしょうか。

次回は、周辺の環境から使い方を考えてみようと思います。
(文・写真=小林史明)

2013年7月1日月曜日

空き物件と周辺環境を見てみよう。

先日記事に掲載した空き物件。
実は、こんな場所にある物件なんです。


より大きな地図で ブランドオール山形七日町店 を表示

GoogleMap上に印の付いた物件は、山形県の中心市街地である七日町のメイン
ストリート沿いに位置しています。

なぜ地図で物件を紹介したのかと言うと。
それは、折角空き物件に新たな店舗が出店したと思ったのに、あまり長続きせず、
閉店してしまうという事がありました。
そういった背景には、「まちと上手く関われていない」ということがあるのでは
と考えました。

そこで今回は、空いている物件がどんなものなのかというよりは、周辺にどんな
建物があるのか。
そして、そこでお店を開く時どんな関係が気付いていく事ができるのかという事
にポイントを当てて書いていこうと思います。

灰色:空き物件

















この地図では、前回の記事の情報とさほど変わりがありません。
しかし、次の地図ではどうでしょう。

周辺の情報を書き加える。

















このように周辺の状況がわかってくると、
  • 大型書店と個人経営型の書店がある。
  • コンビニがある。
  • ファストフード店や昔ながらの喫茶店がある。
  • 薬局がある。
  • 八百屋さんがある。
  • 駐車場がある。
昼は、喫茶店で軽食を食べ、珈琲を飲む。
夜は、飲み屋さんに出かける事も出来る。
近くには、書店があるので本を買うのにも便利です。

このように考えると、飲食店が入ったり、書店が入ったりするよりは
先日の投稿にも書いたように「シェアオフィス」のような使い方が
合っていると思います。

周辺で軽食を済ます事が出来、情報も得られる。
駐車場も近くにあるので、駐車料金を払ってもお客さんにメリットがある
サービスを提供する事で魅力ある空間になるのではないでしょうか。




















この空き物件が、まちにどんな楽しみを与えられるのかが今から楽しみです。

この物件やプロジェクトに関するすべてのお問い合わせは、下記メールアドレス宛にお送りください。contact@realyamagataestate.jp

(文•写真=小林史明)

2013年6月24日月曜日

七日町を歩いていると…

山形市の中心市街地、七日町商店街の通りを歩いていると目に入ってきた「テナント募集」の文字。

思わず、手に持っていたiPhoneで写真を撮ります。

白い模様のついた外壁が特徴的です。


隣にコンビニ、向かいにはモスバーガーがあるという、シェアオフィスなどのポテンシャルを持っているテナント。
今日は直射日光がとても強く、この空きテナントを開放し休憩スペースに出来れば良いなと感じました。

隣にはコンビニもあり、便利な立地。


街中は、意外とお金を使わずにゆっくり滞在できる場所がありません。
とりあえず、空きテナントを休憩スペース兼オープンハウスにするだけで、歩いて買い物している人には休む場所、物件を探している人には内覧する機会になる良い機会になるのではないでしょうか。

2013年6月12日水曜日

フリーレントスペースって?

フリーレントスペース、という言葉を知っているだろうか。

フリーレントスペースとは、街なかに点在する空きテナントを名前の通り賃料無料で借りる事の出来る空間です。そこでは、短期的なショップやギャラリー、カフェなどを実験的に実現できます。

第1回 Free Rent Project『三日間のお店 机と絵画』の様子。
















「無料で使える空きテナントなんてどこにあったの?」
「無料で貸してオーナーさんは、どんな得があるの?」
と大半の人が思うはずです。
もちろん、普通に探してもそのような物件は、そうそうありません。

それを実現させる手段は、
『この物件貸しています』
と開催期間中に来場者に伝えること。

本来、テナント募集を行う場合は、シャッターの閉じた店先に『入居者募集』の看板がかけられるか、不動産でのチラシ配布、インターネットでの掲示が一般的です。
しかし、これではこれから事業を起こそうとしている人をターゲットに募集をしているはずなのに、テナント内のイメージがつきにくいです。

シャッターが降りて閉じきった空き家。
















そこで、『無料で貸し出す代わりに企画開催者が物件募集を手伝う』という、物件オーナーさんも借り手にもメリットが生まれるそんなプロジェクトが『フリーレントプロジェクト(Free Rent Project)』です。

最近、山形の中心市街地でも、空き物件が目立つようになっています。
シャッターを閉じているより、開放して何か行われている方が、街が楽しくなります。

また、お店を開きたいと考えているけど、いきなりは不安と言う方のプレオープンの場所として、アイデアのトライアルやお客さんの反応をみる良い機会になります。

山形R不動産では、そんな要望の企画提案のお手伝いをします。
シャッターを開いて、あなたのアイデア実現してみませんか。


(文・写真=小林 史明、写真=工藤 裕太)